歩いて長崎へ＞12:続・もう一つの歩くきっかけ

  たたき台も出来ないことに困惑しながら、重い気持ちで先方のＴ牧師に電話しました。すると、
  「いやぁ、それがね、田ヶ原さん。」電話の向こうから、思わぬ答えが返ってきました。

  なんでも、検査が厳しくなって新会堂建築のために提出した確認申請の許可が下りる見通しがつかない。ついては、ステンドグラスの構想にもっと時間をかけても大丈夫、そんなお話でした。

  重い肩の荷を下ろした私は、再度来長する八月までは仕事を一時休止したい旨をお伝えして、気長に期が熟すのを待つことにしました。