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7:基本とした資料





  「日本二十六聖人殉教記」(聖母の騎士社)−この本を基礎資料にして私は歩く道を考えました。

  表紙書きは「ルイス・フロイス著=結城了悟訳」となっていますが、この本の優れているところは、事件を見聞きしたルイス・フロイスの報告に、二十六聖人の中心人物とも言うべきペドロ・バウチスタの八通の道中書簡を加えていることです。
  ルイス・フロイスはイエズス会、一方のペドロ・バウチスタはフランシスコ会と、それぞれの立場からこの殉教の様子を伺い知ることが出来ます。

  結城了悟司祭は、1922年スペイン生まれ。日本二十六聖人の研究と顕彰に尽力され、現在、長崎の日本二十六聖人記念館の館長を務めておられます。1978年に日本に帰化。






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