6:どこを歩くか?
ある程度、当時の資料が残っているとは言え、二十六聖人の歩かれた道の大部分は推測する以外に方法はないようです。
そこで、私は、出来る範囲で当時の街道を調べて歩こうと思いました。結果、本州は、京都〜大坂は伏見(伏水)街道から京橋へ、大坂〜堺は紀州街道、下関までは旧山陽道としました。九州へ入ってからは、小倉〜木屋瀬(こやのせ・北九州市八幡西区)が長崎街道、木屋瀬〜武雄市が唐津街道、そして最後に再び長崎街道を辿って目的地の長崎を目指すことにしました。
それにしても、歩く道を決めて行く始めから、様々な方や多くの研究書や参考資料との出会いがありました。そのような出会いがあってこそ出来た私の旅でした。
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